5歳の子供の寝かしつけを短くしたい…。
誰か横にいないと寝てくれない!5歳の寝かしつけを変えるために何かできる事は?
そんなご質問をインスタグラムでいただきました。
毎日寝かしつけの時に横に居なければならないと、家事もすすみませんしママも一人の時間を持ちにくくなり負担が大きくなりがち。
5歳というと年齢的にも1人で寝てもらう練習をしてほしい頃。
ただ、その年齢まで横に居て寝かしつけていたとなると1人で寝る練習をするにもお互いに精神的な負担があるのではと思います。
できるだけ、穏便に・確実に5歳の幼児が1人で眠れるようになるよう考えました。
色々な方法がありますが、私が考える案をご紹介します。
5歳児の寝かしつけひとり寝への道【準備編】
5歳の幼児は、まだ幼く子供っぽいですが意思を持った個人。
それまでの寝かしつけの方法を変えたいと思ったときには、信頼関係を保つためにも準備をして臨みましょう。
1対1でお話しする時間をつくる
まず一番大切にして欲しいのが、1対1の混じりっ気無しの子どもとの時間を作る事です。
日中は料理をしながら・下の子を見ながらなどの「ながら」じゃない1対1のコミュニケーションの時間、毎日どれくらい取れていますか?
振り返ると取れていない事に気付いたりします。
幼児との忙しい毎日の中で、30分~1時間お話しする時間をとるのは難しい事が多いと思います。
5~10分で十分、OKです!
忙しい時はお風呂の時間でもいい。
保育園や幼稚園のお迎えの帰りに公園で座って少し話すだけでもいい。
”今はあなたの事だけを見ているよ”という時間を1日のうちどこかに意識して作るようにしましょう。
しっかりとお顔を見て話す時間が1日に必ずあると子どもは心が満たされ安心します。
直接的なネントレじゃないですが子どもとの信頼関係のためにも一番大事にしていただきたいなと思う点です。
入眠儀式を決めて行う
次に、試してみてほしいのが「入眠儀式を決めて行う」という点です。
入眠儀式とは寝る前の習慣の事で、ねんねトレーニングをしているママの間ではどの家庭でも大抵決まったものがあります。
なぜネントレママが入眠儀式やその時間が決めているかというと、赤ちゃんや幼児は「次に何をやるのか」が分かり安心するためです。
幼児の場合入眠儀式を決めて定着させるには、言葉だけで教えるよりも視覚的にも分かるような工夫をするのがおすすめです。
例えば、寝る前にする事を書いた順番表を作り見やすい所に貼って教えてあげると理解しやすいのでおすすめです。
「3歳の寝かしつけが過酷!2時間から45分に短縮することに成功した方法」というネントレ体験談
こちらは、3歳児が入眠儀式の順番表とがんばり表を実践した例を画像付きで紹介しているので、参考になるかと思います。
お昼寝の長さと起きる時間に注意する
5歳というと、お昼寝なしでOKな子が多くなりますが昼寝が必要な子もいる年齢。
もし、お昼寝する時は13~14時頃に1時間までの短いお昼寝がおすすめです。
1人で寝る習慣がついていると別ですが、夕方に寝てしまうと夜の就寝に影響しやすいからです。
昼寝をすると就寝時間が遅くなってしまう場合はより短く・やめてしまう事も検討してみてよいのではと思います。
お気に入りのぬいぐるみやクッションと一緒に寝る
お気に入りのぬいぐるみやクッションやタオルケットなどがあれば、それと一緒に寝る習慣をつけるのもよいと思います。
ひとり寝を始める前からお気に入りのぬいぐるみと一緒に寝ていると、幼児は安心しやすいので事前に準備しておくのがおすすめ。
と、いうのも、幼児期の頃私は母が作ってくれた人形が大好きで、一緒に布団に入れて人形が横に居てくれるのがとても楽しかったのです。
その頃をよく思い出すと、ひとり寝ができるようになったのも子ども部屋で1人で眠れるようになったのも人形のおかげだたったなぁと思います。
もし、お気に入りのぬいぐるみなどがなければ、親が買い与えるのではなく一緒に買いに行き本人に選ばせてあげてくださいね。
カレンダーでひとり寝を始める日を示す
卒乳の時に行なった事のあるママがいらっしゃるかもしれませんが、カレンダーであらかじめ予定を教えておくと本人も納得しやすいです。
ひとり寝を始める日を本人に伝え「あと○日経ったらひとりで寝ようね」「○回寝たらひとりで寝るんだよ」と毎日伝えていきましょう。
日付やカレンダーの仕組みをちゃんと理解していなくても、毎日カレンダーを見ていれば感覚的にひとりで寝る日が近づいてくるのが分かります。
毎日少しずつひとり寝の日が近づく事で、本人も心の準備ができるという訳です。
その他
テレビやタブレットを見せている場合は、就寝1時間前には消すようにしましょう。
テレビやタブレットの音・光・ブルーライトは、赤ちゃんや幼児には強い刺激になり眠るくなるのを妨げてしまいます。
就寝1時間前にはゆったりと過ごす時間にあててみてください。
ひとり寝の練習をする時の方法
準備が整ったら、次はひとり寝の練習です。
5歳まで横に誰かがいて寝かしつけられていたら、お互いに離れがたくなっているかと思います。
そこでおすすめなのがフェイドアウトメソッドとタイムメソッドです。
フェイドアウトメソッド:子どもとの距離を少しずつ離していくやり方
タイムメソッド:子どもと離れる時間をのばしていくやり方
どちらも、寝室に子どもを置いて放ったらかしにするのではなく少しずつ距離(物理的な距離or時間)を置いていくやり方です。
少しずつ慣らしていくので、お互いに精神的な負担が少ないのではないかと思います。
具体的な方法に関しては、「ママと赤ちゃんのぐっすり本」という本がとても分かりやすく説明されています。
そして、一度やると決めたらすぐにはやめず一貫性を持ってやり切りましょう。
あと、蛇足かもしれないのですが
質問は5歳のお子さんの事だけだったのですが質問者さんは下のお子さんが0歳。
兄弟の昼寝のタイミングが合わない点、就寝時間は上の子と下の子どちらに合わせるべきか、なども悩みの種になっているのではないでしょうか。
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」は、0歳赤ちゃんと上のお子さんがいる場合の寝かしつけ方も具体的に方法を紹介されているのでよかったらお読みください。
5歳児の寝かしつけ改善のまとめ
5歳の幼児が誰か横にいなくても一人で眠れるようになるために大切な事は3つ
- 1対1の語りかけの時間を作る
- 次何をするか分かるよう入眠儀式を決めて行う
- ひとり寝の練習は、一貫性を持って行う
ひとり寝の練習は、大げさではなく家族に「覚悟」がいります。
少し泣かせてしまうかもしれませんが、やり始めたら毎日継続的に取り組むようにしましょう。
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