コラム

ねんねトレーニングを科学的に!ママと赤ちゃんのぐっすり本

赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりに疲れると、「ねんねトレーニング」というものに出会うママも多いと思います。私もそうでした。

ねんねトレーニングの多くは、ベビーシッターや乳母などの多くの育児を経験した方の経験則に基づいたメソッド。

膨大な経験は時に研究データのごとく信頼性があるものですが、科学的な裏付けがない方法は説得力に欠ける部分があります。

アリコ
アリコ
夫も私がジーナ式でネンネトレーニングをすると言ったとき、科学的な根拠のないねんねトレーニングをするのはちょっと…と怪訝でした。

しかし、「ママと赤ちゃんのぐっすり本」は科学的に裏付けされた最強のプログラム。

ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK)

子どもの睡眠のプロフェッショナルと、睡眠のエキスパートによる「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイドの特徴と私の感想をまとめました。

科学的に裏付けされたねんねトレーニング

「ママと赤ちゃんのぐっすり本」が他のネントレ本と一線を画しているのは、科学的な裏付けがあるということ。

著者である愛波文さんは、IMPI(現IPHI)という2009年にアメリカで設立された子どもの健康的な睡眠習慣の確立を目的とした機関で最先端の睡眠問題の改善法を学ばれた乳幼児の睡眠のプロフェッショナルです。

また、本を監修しているのはスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長を務められている西野精治さん。

西野精治さんは、日本でベストセラーとなった「スタンフォード式最高の睡眠」の著者でもあります。

スタンフォード式最高の睡眠 [ 西野精治 ]

また、ママと赤ちゃんのぐっすり本の巻末に収録されている参考文献は、世界の公的な機関の調査や英語文献がズラっと記載されていて”科学的根拠”がとても厚みを持っています。

アリコ
アリコ
赤ちゃんには、月齢別に活動限界時間やベストな睡眠時間があるんですよ~!

ママと赤ちゃんのぐっすり本の特徴

私がママと赤ちゃんのぐっすり本を読んで感じた特徴は3点あります。

ねんねトレーニングはすべての人がする必要はない

読んでいて、なるほどなと思った考え方が「ねんねトレーニングはすべての人がする必要はない」という事です。

今の寝かしつけ方に問題を感じていないのであれば、ねんねトレーニングをする必要はないのです。

  • 子どもの隣でトントンしながら寝かしつけて自分も寝落ちしてしまうのが幸せな時間だと思う
  • 抱っこして寝かしつけるのも今だけ、今しかできない寝かしつけをしたい
  • 寝付くのにママが居ないといけないのも子どもの個性だと感じる
  • 抱っこしたり抱きしめたり腕枕したり、これが自分達の育児だ

そんな風に考える方は、ねんねトレーニングをする必要性がありません。

 

私自身、子どもの夜間授乳や寝かしつけにとても苦労し正味1~2時間の小刻み睡眠にヘトヘトになって

アリコ
アリコ
少しでも長く寝たい!夜に寝たい!1人になる時間が欲しい!

と思ってジーナ式のスケジュールでねんねトレーニングを始めました。

おかげで、生後4ヶ月から私も夜通し寝られるようになり自分の時間を持てるようになり、やってよかったと心から思います。

そうすると自然と、”みんなもジーナ式でねんねトレーニングすればいいのに”と思うようになっていました。

このブログを立ち上げた理由も、そういう気持ちが根底にありました。

しかし、ねんねトレーニングを必要としていない方に「ねんねトレーニングいいよ~!」「まだしてないの?」と押し付けるような事をしても迷惑です。

そして、いたずらに不安を煽るような表現になっていないかと戒めるきかっけになりました。

すべての人にねんねトレーニングは必要ない、本当にその通りだと思います。

ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK)

睡眠の土台が一番大事

ママと赤ちゃんのぐっすり本は、セルフねんね(赤ちゃんんが一人で寝付けるようになるスキル)を練習する前に「睡眠の土台を整える」事をまず大事にしています。

睡眠の土台は、睡眠環境・幸福度・ねんねルーティンの3つ。

睡眠環境は、ジーナ式でも大切にされている項目なのですがそれよりも丁寧に説明されていているのが特徴です。

というのも、日本の住環境や文化をよくわかったうえでの説明なので、遮光の仕方や室温の調整など自然に受け入れやすい内容なのです。

アリコ
アリコ
著者が日本人だとこんなに分かりやすくなるんだ!と感動しました。

幸福度に関しては、「ママが幸せなら子どもも家族もみんな幸せ!」だからママが満たされないと、子どもも満たされないんだよ、という事。

母親になったら寝不足は当たり前、家族のために犠牲になるのが当たり前、という日本の風潮を一刀両断してくれているようで読んでいて爽快でした!

私も、赤ちゃんが生まれてもママはゆっくり寝るべきだし一人の時間を持って【子どもが寝たら何しよう?】と思えるようになって欲しいと願っています。

ママが自分を慈しむ事の大切さを訴える文面は、”頼っちゃいけない” ”1人でやらなきゃ”と頑張りすぎているママにぜひ読んでほしいと感じました。

ねんねルーティンは、「入眠儀式=寝る前の習慣」のことです。

当ブログでも、入眠儀式があると寝かしつけが短くなる!とおすすめしています。

入眠儀式に関する記事はこちらです。

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これら3つの睡眠の土台を整える事が何よりも大切で、この本の根幹ともいえる部分。

室温や音の大きさなど数値で目安を示してくれているので、読めば迷う事なく赤ちゃんの睡眠環境を整える事ができるはずです。

兄弟の寝かしつけ、保育園入園後のスケジュール

ママと赤ちゃんのぐっすり本は

  • 兄弟がいる場合の寝かしつけ方、
  • 上の子と下の子の昼寝の時間がずれてしまう時の対応
  • 保育園で昼寝をしすぎてしまった場合の調整の仕方

など育児しているとあるある~!

となる場面の対応についても解説されています。

なかなかここまでリアルな生活をイメージできるネントレ本はなかったので兄弟がいらっしゃる家庭や保育園入園予定のある家庭の方におすすめです。

また、ジーナ式のスケジュールが1歳までの赤ちゃんまでしか対応できていないのに対し、ママと赤ちゃんんのぐっすり本は1歳以降の幼児まで対応

赤ちゃんだけでなく、上のお子さんのねんねトレーニングについても学べる一冊になっています。

 

友人が3歳の子どもをネントレをした経験談がこちらです

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さぁ科学的なねんねトレーニングをしよう

ねんねトレーニングというと、頭ごなしに無理だ!ありえない!と否定されることもあります。

しかし、ママと赤ちゃんのぐっすり本は科学的な裏付けのあるねんねトレーニング法。

必要のない人には勧めず、ママから赤ちゃんもハッピーになれる事をモットーにしているので家族などの周囲からも理解が得られやすいのではないでしょうか。

本だけでなく、著者の愛波文さんはママと赤ちゃんのぐっすり本を補う有益な情報をSNSでも発信されています。

インスタグラム https://www.instagram.com/aya_aiba/
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アリコ
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ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK)

 

 

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