知育

親子旅を豊かに!学べるこども旅ノート

こども旅ノート

楽しい遊びやちょっとした工夫で子どもと学ぶ知育をInstagram(と、ちょっぴりTwitter)で発信している一児の母アリコです。

この記事では、Instagramの方で反響が大きかった親子で作る「旅ノート」を作るに至った経緯や思い、活用法についてご紹介しています。

データシェアのご希望も多かったので、記事の後半でPDFデータの配布も無料で行っています。親子旅に使っていただけたら嬉しいです。

2023.3.16 緊急連絡先のページの誤字(続柄)を修正しました。

2023.4.27 こども旅ノート全ページを1ファイルのPDFにしたものをアップしました。

2023.6.13 緊急連絡先のページの誤字(災害用連絡ダイヤル)を修正しました。

子どもとの旅行を豊かで楽しい思い出に

5歳の娘と、飛行機で東京都から鹿児島県へ帰省をしました。

当時、娘は火山ブーム?なのか、とにかく火山のライフサイクルへの質問が多く、マグマは熱いのか・触ったらどうなるのか・石は全部元々は溶岩なのか…。親が戸惑うような疑問をぶつけられる日々でした。

鹿児島に帰ったら子どもに活火山の桜島を見せてあげたいな。

火山の島に上陸させたいな。噴火を見たらどんな反応かな?

5歳児に芽生えた知的好奇心を、学びに発展させたい気持ちもあり旅のしおり作りを始めました。深い探求学習のようなことはできませんでしたが、旅行で見たいものや食べたいものを話し合って予定を決めることで娘の旅への積極性が増し「連れていかれる旅行」の時とは違う様子がありました。

退屈しがちな長距離移動もワクワクしながら過ごせたり、帰省先できちんとあいさつしたり、美味しくて感動したことを豊かな表現で伝えられるようになったり。

旅の後も親子で振り返りをして親子の絆が深まったように感じます。

火山については、せっかくの知的好奇心をもう少しこうして伸ばしてらればよかったかなと思う点も多々あります。

でも、飛行機に乗る直前まで子は保育園で親は仕事、旅先にはPC持参というドタバタな旅だった割に子どもとじっくり向き合えた旅だったなとも思うのです。大笑いしたり、お互いの理解を深めたり、高尚な学びではないけれど親子の距離が縮まる経験ができたな、と。

この体験を基に我が家で使いたい「こども旅ノート」を作ってみました。

インスタグラムの投稿で意見を募集したところ色々アイデアをいただけ、取り入れさせていただきました。記事の後半でPDFのデータ配布を行っています。

もしご興味がありましたらダウンロードをして親子旅にご利用ください。そして、使ってみての感想やご意見をシェアいただけると嬉しいです。

こども旅ノートの活用法

こども旅ノートの画像データ&こういうことしておくと子連れの旅楽しめるかもよ!学びにこんな風につなげてみて!の補足をしていきます。

空間的にも活用法的にも余白の多いノートなので、各家庭の旅のテーマに合わせてアレンジしてもらえるかなと思います。

こども旅ノートの表紙
表紙。当初、名前を書く欄もあったのですが、子どもの名前は誰からも見える場所には書かないほうがよいかもな…ということで削除しました。ご兄弟で使われる場合は、見分け用に印があるとよいかも。
1_緊急連絡先のページ。標識やピクトグラムについては社会常識として少し教えておくと良いと思います。特に(公衆)電話の標識は今の子どもはスマホしか知らないので載せておきました。(23.3.16 23.6.13誤字を修正しました)
2_地図のページ。住んでいる地域と行く地域がわかったら、ルートを線でつないでみても面白いです。この区間は新幹線で、ここからはレンタカーよ、とか。移動時間って子どもにとっては退屈しがちだけど、予定がわかっていれば「あぁ、そうだった」と多少グズりも緩和するような気がします。
通る都道府県や窓から見えるものについても事前に親子で話していると、移動中もきっと楽しくなるだろうなと思います。
3_旅先を深く知ろうのページ。「1番のことをおしえて」は面積でも山川でも農産物の生産量でも家からの距離でもなんでもいいことにしています。娘が5歳なので。「わぁ、すごい!1番なんだ!」って面白がれたらいいかな。大きくなったら社会科につながる質問を指定してもいいかもね。

4_大人からのクイズ・挑戦状のページ。旅の目的やテーマがはっきりしているご家庭にとっては、探求型学習の導入として問いがあると軸ができていいかなと思います。事前に調べたり考えたら分かるクイズでもいいし、旅を通して答えを見つけてもいいし。我が家の場合はちょっとそのレベルには達していないので…”桜島の噴火を何回見られるでしょうか?”とかになるかな〜。
5_旅の目標のページ。幼児のうちは「あいさつを元気にする」「手を繋いで歩く」などの社会ルールでよいと思います。我が家は、帰省だったので他所のおうちにお邪魔する時のあいさつをきちんと頑張ろうねと話して向かいました。旅行に目標を立てるなんて修学旅行?みたいに思われるかもしれませんが、楽しさにはちょっとした負荷やストレスがかかった方が思い出に残るんじゃないかなと思います。
6_持ち物リストのページ。行き先の気候を知り、必要になりそうなものを想像する。子どもだけでは難しいと思うのでぜひ親子で考えてみてほしいです。うちの5歳さんはウーンウーンとひねり出したのがパジャマと歯ブラシでした。今後経験を重ねて思い浮かぶものが増えるのかなと期待しています。
7_ウィッシュリストのページ。計画から子どもと一緒に!
8_予定表のページ。幼児さんには難しいかもしれないけど、ウィッシュリストから予定を組めるようになったらなと思います。今回の帰省の時にも簡単に書いたのですが、これがあると子どもはサックサク動きます!なので、幼児さんでも大人と一緒にぜひ。
9_お小遣い帳のページ。大人が払うものは丸で囲ってお使いください。幼児さんだと基本全部親持ちで、旅先で一目惚れした雑貨や小物のお土産をお小遣いで買うイメージで作っています。
10_絵日記のページ。文章力がついて、過去を語れるようになるといいな。
11_メモのページ。写真やチケット・スタンプなど、旅のスクラップページ作りやメモ書きに。
12_マイベストのページ。楽しかったこと、美味しかったこと、爆笑したこと、感動したこと、なーんでもOK。心が動いたこと、お友達に聞いてほしいことのおすすめを記入します。見返した時に「このときはあれが面白かったんだよね〜」と笑える日がきっとくると思います。
13_旅の振り返りのページ。振り返りを通して親子の絆を深めると同時に、子どもの表現力(発表力)も養えたらなと思います。「楽しかった」の言葉を深掘りしてどんな事に心が動いたのか印象に残ったのか共有できたらと思います。
14_大人からのメッセージのページ。写真を貼ったり、大人から子どもへのメッセージを残したり、自由記載のページです。

こども旅ノートダウンロード【無料配布】

こども旅ノートのPDFダウンロードはこちらからどうぞ。

全ページを1ファイルにしたものはこちらです。

子どもの年齢や方針により、要・不要や、増やしたいページ、持参したい地図や資料などあるかと思うのでいい感じに差し込んで冊子にしましょう。

サイズはA4サイズ(210×297)になっています。

こども旅ノートの組み立て方

こども旅ノートはA4サイズの【冊子印刷】で作るとちょうどいいサイズ感かと思います。

▼インスタグラムのリール(組み立てのショート動画)

https://www.instagram.com/p/CqFoDYFp_Tl/

旅行の日程に合わせて、絵日記を増やしたりフリーページを増やすと印刷の方法が難しくなるので…こちらの「コンビニのマルチコピー機を使って中綴じ冊子を作る方法」という記事を参考にどうぞ。