お花の染色実験は、変化が楽しく華やかなお花が完成するので子どもたちに大人気。
科学の種まきにもなりますし、ワクワク予想をしながら取り組めるお家STEAM遊びにもなります。
本記事では、子どもとおうちで楽しむSTEAM実験としてお花の染色の方法やポイントをご紹介します。
お花の染色実験の材料
お花の染色実験に必要なものは
・白い花
・着色料
・花瓶
のみ。白い花は今回母の日が近かったのでカーネーションを使いましたが、薔薇やガーベラなどもOK。かすみ草は成功率が高く染めた後にドライフラワーにもできます。
学校の理科の実験ではホウセンカを使っていたような気がします。
着色料に関しては注意があって、お花の染色は道管(水や水に溶けた養分が通る植物の管)を通る着色料が必要になるのですが、粒子が大きいと吸い上げらず色が染まらない事があります。お絵かきに使う絵の具など。
我が家では、家にあったフードカラーのこちらを使って成功しました。
子どもと色水を作って遊ぶのに使っていたものです。
他には専用の切り花着色剤や自由研究キットとして、染色剤が販売されています。
他に、カレー粉で花を染めているブログの記事を読んだことがあるので、子どもと「何なら染まるかな?」「どういうのがいいんだろう?」と考えるのもいいですね。
お花の染色実験の方法
実験の方法は水に色をつけて花をさしたらOK。あとはワクワクしながら観察です。
水の量や茎の長さ花の鮮度にもよって染まるスピードは違うのですが、目安としては3時間〜半日で花の色は染まり始めます。(やっぱり鮮度がいいと染まりもいいみたい)
時間がかかりすぎちゃうと、子どもが飽きちゃったり忘れちゃったりしそうだと思ったので染色の5時間ほど前から水揚げしておきました。そうしておいた花は染まるスピードは早かったです!
時間ごとに写真を撮ったりお絵かきで記録に残したり、スマホのタイムラプス撮影で変化を観察するのがおすすめです。
子どもとSTEAMポイント
学校の理科の授業的には植物の体内では吸収した水の通り道があることが分かる事が1番の目標だと思います。
茎の太い植物を染めた場合は、茎を切って断面を見てみると道管に色がついているのでよく分かります。「ここを色水が通ったんだねー!」「細いねー」と科学の種まきになりますね。
▼ルーペや観察キットがあると見やすいです
少々時間がかかる実験なのでどうなるのかなーとワクワク想像する時間がしっかりあるので、子ども自身から不思議に思うことや疑問が湧いてくると思います。
早く染まった花と遅い花の違いは何だったんだろう?
ピンクに染めた花と、元々その色の花の違いってなんだろう?
染まっていくのは花びらの○○からなのはなんで?
なんで?と聞かれてすぐに大人でも答えられない疑問が出てくるかもしれませんが、一緒に本や図鑑を調べたり人に聞いてみたりする経験ができたらなと思います。
カラフルで綺麗な花束を作って楽しむのももちろん良い。
工夫次第でレインボーなお花も!
工夫次第で、1つのお花をカラフルな色に染めることも可能です。
茎をこんな風にカッターナイフで切り分けて
それぞれを違う色水につけておきます。
試験管みたいなものがあるとやりやすいです。
3原色で染めてみまたものは色と色の間は混じった色(青と黄色の間は緑っぽく)になっていました!すごく感動!
染めている途中はグラデーションになる!?と期待しましたが、くっきり3色に染まった花になってしまいました。難しい〜〜!
母の日の時期になるとレインボーに美しく染められたカーネーションが花屋さんに並びますが、あれのすごさがよく分かりました。
子どもと楽しくおうちSTEAM!
少し時間はかかりますが、華やかに色が変わっていく様子は子どもウケ抜群!
「どこから変わってきた?」「なんでこうなったのかな?」「綺麗だね〜!」と、変化を楽しみながら子どもと花の染色実験楽しんでくださいね。