1月7日は七草の日。
子どもと一緒に季節の伝統行事を楽しむ準備をしませんか?
七草の絵本や図鑑を読んで、七草粥を食べてみる。それにプラスして自然を観察する力や台所育児もできたらとても素敵です。
この記事では、季節の行事七草の日を子どもと一緒に楽しみたい人へ絵本や図鑑・知育食育のポイントを紹介しています。
季節の行事七草の日
年末年始のご馳走や暴飲暴食による胃腸の疲れを労わる、1月7日の七草の日。
中国から伝わった風習のようで、平安時代から続く伝統の行事です。
クリスマスやお正月のインパクトは無い行事ですが、子どもに伝えたい伝統ある和の行事。絵本や台所育児を通して日本の文化を体験してみましょう。
七草にまつわる季節の絵本・図鑑
七草粥に関する絵本をご紹介します。
おばあちゃんのななくさがゆ
おばあちゃんと主人公のきりちゃんが、自分たちで七草を収穫して由来を学びつつ七草粥を作るお話。
お粥を炊いている間に、七草をお湯で茹でて…と詳しい作り方がわかるストーリーなので子どもが「お湯に入れる!一緒に作る!」と言いお手伝いしてくれました。
七草の種類もわかりやすい絵で説明されているので、絵本を見ながら買ってきた七草と見比べる事もできます。
きりちゃんとおばあちゃんの絵本シリーズは、おせちや雛ちらしなどの日本古来の行事食を扱った絵本があります。
きせつの図鑑
春夏秋冬季節全般を扱ったきせつの図鑑にも、七草粥については大きくページを割いて紹介されています。小学校の国語科や生活科の教科書や受験問題からリストアップされた内容なので、授業の理解に繋がったり小学校受験に向いている一冊です。
ななくさつんで
福音館書店の月刊絵本かがくのとも2021年1月号が、七草にまつわるお話で幼児におすすめ。自分たちで七草を集めて七草粥を作るお話なのですが、冬の植物の様子やそれぞれ個性ある植物であることを絵本を通して学べる絵本です。
福音館書店の月刊絵本は、月日が経つとバックナンバーが見つけるのは難しいかもしれませんが図書館ならばきっと見つかると思います。
ただ、先ほども述べたように七草粥に関する絵本は少ないので、1月上旬に売切れてしまう事もあり(図書館では全て貸し出しに!)ます。
12月中に手元にあると安心かなと思います。
クリスマスやお正月の頃から七草粥…?覚えてられるか不安ですよね、師走の忙しさの中忘れて当然!私も忙しくて何もできず2年目で七草デビューです。
季節はまた巡ります。できなかったらまた来年!
春の七草を通した季節の食育
春の七草を通して学びたいことをまとめました。
七草の暗唱
春の七草は せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ
口に出して言ってみるとリズムが良くて、4歳の子どもも暗唱にチャレンジ。我が家ではパパとどちらが先に暗唱できるか競争して暗唱していました。
七草の実物との見比べ
春の七草の暗唱は割と簡単にできちゃうので、実物の七草で「どれがせりかな?」と見比べてみましょう。
葉の形、つき方、茎、自然を観察する力を養う事につながります。
大人も春の七草は言えても、どれが何か分からない人もきっと多いはず。(私もです)先ほど紹介した絵本・図鑑は全てそれぞれの名称と絵が紹介されているので一緒に探してみると楽しいです。
七草粥を作る
さぁ、七草粥を作ってみよう!と言っても炊飯器でお粥を炊いて、七草を茹でて混ぜるだけですが…。本人が興味を持ったならできることをやらせてみましょう。
うちは、七草を鍋で茹でるお手伝いをしてくれました。お米を研いだり、茹で上がった七草を刻む作業も幼児さんに出来るお仕事です。
七草粥を食べてくれない時は…
七草粥の青臭さで食べにくいという時は、中華風にしてみたり梅干しを添えると美味しかったです。
行事食は無理して食べなくても、子どもと楽しむためなら美味しくアレンジしてもいいんじゃないかなと思います。苦手な子の目標は、次の年に「七草粥?ウェーいらなーい」とならない事!
季節の行事は絵本や実際に経験するのが1番
どんな事にも言えることかもしれませんが、今回子どもと七草粥を作って食べてみて実際に経験するとよく覚えるなと感心しました。
あと、七草を暗唱できると大人の人に「おぉ〜」と言ってもらえるのが誇らしいのかおばあちゃんへの音声メモや動画をたくさん撮って送りました。
七草粥もお代わりするくらいモリモリ食べてくれ、季節の行事を楽しめたなと思います。
年末年始の大人の疲れた胃腸も癒してくれる七草粥。子どもと一緒にぜひ体験してみましょう。