はさみの練習って…いつから?どうやって?
子どもにはさみの練習って、なんとなく3歳くらいから?と思っていたのですがなんと1歳後半からやっている子もいるんです。
はさみの練習は、指先の巧緻性アップに繋がる遊び。
我が家の1歳・2歳頃にしていたはさみの練習方法をまとめました。
この方法で、2歳7ヶ月の今は簡単な切り絵や工作を楽しんだり、台所では豆苗を切ったりお手伝いをしてくれています。
安全に、楽しみながらはさみの練習を始めましょう。
はさみ練習はいつから始める?
初めて子どもにはさみを持たせる時ってドキドキですよね。
はさみの練習は、早いと1歳後半頃から開始する子もいます。
はさみの練習は何歳からするかは、はさみを持つ子の成長発達にもよるので焦らなくていいと思います。
でも、大人がはさみを持つ様子を見て子どもが興味を持った時に「じゃあ、あなたもやってみる?」と誘える準備をしておきたいですね。
子ども用はさみの選び方、おすすめ
我が家は初めてのはさみを本物の「切れるはさみ」から選びました。
小さなうちから本物に触れることで、物を大事に扱う事を学ぶという考えを取り入れたいなと思ったからです。
そこで1番よかったのがクツワのはさみです。
※ブルー、グリーン、パープルもあります
クツワのはさみの良いところは3つ!
- プラスチックで刃物全体をカバーしているので安全
- 開きやすいスプリング付
- 刃の断面がフラットな押し切り式
本物の刃物だけど安全面に配慮されていて、切れ味が良いはもちろん「スプリング付き」がとても良かったです。
スプリング付きの良いところは、自分の力ではさみを開くことが難しい時に手伝ってもらえるところ。
はさみが上手になったら、スプリングをしまえるのも良いですね。
今は、どんなはさみでも使えるようになりました。
ただ、どちらに親指を入れるか分かりにくいデザインなのでシールなどを貼って視覚的に分かりやすくしてあげると良いと思います。
ケガしないためのお約束を子どもとしよう
はさみを始める前に大事な事、それは「子どもとの約束」です。
我が家は、
- はさみの刃を人に向けない
- 歩いたり立ちたいときははさみを机に置く
- はさみの人への渡し方(刃を人に向けないやり方)
この3つをはさみを使う前に必ず親子で確認しました。
毎回使う前に練習しているうちに、2歳前半には言わなくても守れるようになったのでいつでもはさみの練習ができるように子どもの手が届くところに置きました。
▼参考書籍
ご家庭に合ったやり方を見つけてくださいね。
1歳2歳向けはさみ練習の方法
次に、1歳・2歳の頃にしたはさみの練習方法をご紹介します。
一回切り
最初は1.5cmから2cmくらいの一回で切れる短冊状の紙を切る練習です。
一回切りに向いている紙は、しっかりめの紙もしくは薄い画用紙が適しています。
薄い紙だと紙が横にねてしまったり、
(クツワのはさみでは起きにくいです)
短冊の端を持っているとペラーンと落ちてしまうからです。
切りやすくて安全な紙を用意してあげましょう。
慣れてきたら線の上を切る練習をしてみましょう。
二回切り
一回切りに慣れたら今度は二回切りです。
ちょきんちょきんと二回で切れるくらいの長さを切る練習です。
一回切りの短冊を二回で切れる長さに伸ばしても良いですし、
折り紙に線を引いて切ってもらうのもOKです。
直線切り
二回切りが出来たら、直線切りの練習です。
直線切りが出来そうな頃から市販のはさみドリルが楽しめるようになると思います。
初めてのはさみドリルでおすすめなのが、公文の「おやこのファーストステップ」シリーズ。
カラフルで、絵柄が可愛らしくて、ご褒美シールがあって、切った後はパズルのようにつなげて遊ぶ事もできます。
よく考えられている構成で、子どももすごく喜んでやりたがりました!
「すいすい」の方がちょっと難しめです。
曲線切り
直線の次は曲線です。
紙を動かしながら切るので、ちょっと難しくなりますね。
紙を動かしながら切るという事で、直線の渦巻きなんかもよく用意しました。
渦に飽きたら、図形や動物の絵を切って遊びました。
ネタも尽きてきて、準備が大変になったら市販のドリルの力も借りました…。
公文のはじめてのはさみや
はじめてのかみこうさく
はさみにハマると、子どもってやりまくるから市販品にも頼りましょう〜〜!
自分が思いつかないような工作ができるので楽しめます。
切り絵
はさみに慣れてきたら、切り絵もおすすめです。
切り絵をしていると、下の写真のような線の反対側はどうなってると思う?という問題にとても強い!
切り絵を通して、図形感覚が身について「線対称」が分かったんだなぁと感心しています。
切り絵の簡単な図案は、印刷されているセットも参考にしています。
これを私が折り紙に写してそれを子どもが切って遊んでいるので、本物を子どもに渡すのはもう少し先かな…笑
下の切り絵セットは2歳後半には難易度高めのものが多かったですが、上達したらすぐに渡せるように置いてあります。
これが切れたらすごいな…という図案ばかりですが、渡すのが楽しみです!
はさみをたくさん練習して指先の巧緻性を高めよう
はさみが上手に使えるようになる=指先の巧緻性が高まるという事。
そして、はさみの練習は集中力もつく活動です。
色んなものを用意して「はさみって楽しい!」と思ってもらえると、子どもはグングン伸びます。
ぜひ、今できるステップを十分楽しめるようにしてあげましょう。