知育

赤ちゃんのうつ伏せの練習(タミータイム)の必要性とやり方

赤ちゃんのうつ伏せの練習(タミータイム)って必要なの?

赤ちゃんにうつ伏せをさせることは、筋肉の発達を助ける働きがあり自治体の親子教室などでも推奨されています。

しかし、うつ伏せのまま赤ちゃんが眠ってしまうと窒息やSIDSの危険もあるのでやり方には注意が必要です。

本記事では、赤ちゃんのうつ伏せの練習(タミータイム)の必要性とやり方をご紹介します。

本記事に掲載されているアドバイスや情報はあくまで提案であり、専門的な医療診断もしくは医学的見地ではありませんのでご注意ください。 ご質問がある場合は行きつけの医療機関に相談されるか、急を要する質問の場合は速やかに医療機関に連絡されることをお勧めします。

赤ちゃんにうつ伏せの練習(タミータイム)とは?

タミータイム (tummy time)とは、乳幼児が起きているときに大人の見守りのもとで、乳幼児をうつ伏せにして過ごさせることを言います。

アメリカでは様々なメリットがあるため、赤ちゃんの機嫌のいい日中はタミータイムを設けましょうと推奨されているそうです。

日本でも、自治体の親子学級で生後2ヶ月の頃にうつ伏せ遊びをしましょうと指導されました。

ただし、うつ伏せのまま寝かせる「うつ伏せ寝」はSIDS(乳幼児突然死症候群)の危険があり、タミータイムとは違います。

タミータイムは、日中赤ちゃんが起きていて大人が監督できる時に行ううつ伏せ練習を指します。

赤ちゃんとうつ伏せの練習をするメリット

赤ちゃんとうつ伏せの練習をするメリットを2つご紹介します。

運動発達を促す

うつ伏せの練習は、運動発達を促します。

うつ伏せになっている赤ちゃんが頭を持ち上げると、首の筋肉や肩の筋肉を鍛えることになるからです。

赤ちゃんが頭を持ち上げられるようになるということは、運動発達や身体のコントロールができるようになるということ。

また、視界も仰向けとは違い家の中の家具やおもちゃが見えるので、好奇心や取りに行こうとする意欲も湧きやすいでしょう。

頭の形が良くなる

産まれたての赤ちゃんの頭は形がかわりやすい状態です。

そのため、いつも同じ方向を向いて寝ていたりすると左右の形が変わってしまったりすることがあります。

我が家も、子どもが赤ちゃんの頃に向き癖がついて左向きの絶壁になり、慌ててドーナツ枕を使いました(本来はSIDSの危険があるため推奨されていない)。

しかし、すぐにドーナツ枕はずれるし効果はあったのか…?

個人的にはうつ伏せ運動をするようになってからの方が、頭の形の偏りが少なくなったなと感じます。

アリコ
アリコ
ちゃんと見ると偏りがあるがもしれませんが、パッと見の形は良いです。

うつ伏せの運動を積極的にする事で、運動発達が促されや身体のコントロールができるようになってき色んな方向を自分で向けるようになったことが良かったのだと考えます。

いつからうつ伏せの練習は出来る?

赤ちゃんのうつ伏せの練習は、自治体から初めて指導されたのは生後2ヶ月の頃でしたが我が家は生後1ヶ月の頃から行なっていました。

専門書によっては、生後間も無くからOKというものもあります。

その場合は、首すわりがまだでしょうから十分注意してくださいね。

赤ちゃんのうつ伏せ練習のやり方

首の座っていない赤ちゃんが、うつ伏せの練習をする時は窒息の危険があるので顔色や呼吸状態をしっかりと確認しましょう。

最初は、横になった大人の腹や胸の上で乳児を腹ばいにするやり方や、大人の膝の上で乳児を腹ばいにするやり方など大人の体に触れているやり方が安心できるかもしれません。

最初は2〜5秒などでOK!

嫌がる前に止めて、1日に2〜3回行うところから始めます。

徐々に時間を伸ばし、生後5〜6ヶ月頃30分ほど出来るのを目標にしていました。

▼生後0日からの赤ちゃんの運動発達を伸ばす幼児教育

赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか (書籍)

アリコ
アリコ
世界中で人気の幼児教育本の中でも、日本式の床生活(家の中で靴を履かない生活)は赤ちゃんの成長発達のためにとても良いと書かれていました。世界中、日本式を見習おう!との事です。

うつ伏せ練習時の注意点

うつ伏せ練習をする時の環境の注意点は

  • 日中に行う
  • 大人が監督できる時のみ
  • 子どもの顔色や呼吸に注意する
  • 苦しそうな時や嫌がるときはやめる
  • 長時間行わない

絶対に目を離さない、というのがとても大事です。

目を離さなくてはいけないのならば、仰向けに戻してからにしましょう。

うつ伏せ嫌いの赤ちゃんへのアプローチ

よし、メリットも大きいしうつ伏せ練習をしよう!と思っても、うつ伏せを嫌がる赤ちゃんもいますね。

そんなうつ伏せ嫌いの赤ちゃんへのアプローチとしておすすめなのが

  • 毎日おむつ交換の後に行うなど、ルーティーン化する
  • 乳児の届く範囲に玩具を置いてあげる
  • 乳児の前に鏡を置いてあげる

という事。

目の前に音の鳴るおもちゃやカラフルなおもちゃを置いておくと、頑張って見ようとしてくれました!

大きくなってくると、手を出したり前に進もうとするのでおすすめです。

うつ伏せの時間が楽しい!と思ってもらえるような工夫や、やるのが当たり前になるようになるといいですね。

生後1ヶ月からうつ伏せの練習をした結果

我が家は生後1ヶ月からうつ伏せの練習を開始しました。

毎日数回やって、うつ伏せを嫌がる赤ちゃんでは無くニコニコしているタイプ。

そんな子どもの運動発達は

  • 首すわりは生後4ヶ月
  • はいはいは生後8ヶ月
  • ひとり歩きは生後16ヶ月(1歳4ヶ月)

0歳代は運動系の発達をすごく注意して積極的にアプローチしてきたのですが、成長発達は特別早くはありませんでした。

ひとり歩きに関しては、”なぜ…歩かないの…遅くない?”と心配するほどでした。

おとなしめでおっとり、なんでもまず観察するタイプ、という性格の影響もあるのかなと思います。

歩き始めたら、トコトコ普通に何メートルも転けずに歩いたので単純に「運動発達が遅い」とも言えないかなと考えています。

しかし、うつ伏せからずり這いやハイハイに繋がったのでやってよかったなと思っています。

 

赤ちゃんのうつ伏せ遊び、楽しみながら安全に行なっていきましょう!