幼児向けの通信教材ってたくさんあってどれがいいのか分からない。
どんなふうに選べばいいのかも分からない。
我が家では、約1年かけてお試し教材を取り寄せ分析し3歳からは継続的に学習していく事にしました。
その過程で、教材選びは「良い教材はどれか」という基準ではなくて「どの教材が家庭の方針に合っているか」を基準に選ぶことの大切さが分かりました。
本記事では、家庭の方針に合う継続出来る教材が選べるよう教材ごとの特徴についてまとめています。
学ぶことは楽しい事なんだよ、と子どもに教えられる教材をぜひ選んでくださいね。
幼児向けの通信教材一覧
3歳(年少)からの幼児むけ通信教材と、まとめて教材を買って1年くらいかけて自宅で取り組む通信教材も一緒にご紹介します。
まず、それぞれの特徴をざっくりまとめると
まとめ買い教材
- ピグマリオン:算数特化、数に強い子を育てる
- 七田式プリント:小学校受験する家は大抵やってる
次から補足していきます。
Z会
Z会幼児の特徴は「あと伸びする思考力をつける」こと。
東大や京大への合格者数が多いイメージのZ会教材ですが、幼児向け教材は先取り的なものでは無く「考える事」を大事にしています。
問題のレベルは学年相応を受講するとご紹介の中では、易しい方だと思います。
平日にするワークと休日にする体験型教材とがあるので、平日はサクッとワークをやって休日時間が取れるときに親子で体験型教材で学ぶスタイルが取れます。
お試し教材で、Z会のあと伸びする思考力重視の方針に共感するご家庭におすすめ。
●Z会幼児コース資料請求はこちら●
▼Z会の幼児向けコース(年少)の口コミ!考える力を伸ばす通信教材
がんばる舎
がんばる舎の特徴は「シンプルかつ良問」でバランスの取れた教材です。
しかも、月額950円〜と安い!
問題の内容としては、記憶力や季節の問題など「小学校受験っぽい問題」が多いらしく、受験を想定しているご家庭でも取り入れているようです。
そしてがんばる舎は、キャラクター・おもちゃ・シール一切なく、シンプル。
私も問題の質とボリュームはすごく良いと思うので、安さの秘密は白黒印刷・ホッチキス留めにあるのかな…と思っています。
カラフルで子どもの食いつきをよくする教材が多い中、このシンプルさがどう出るか…と思いましたがうちの子どもの食いついきは上々でした。
期間限定初回教材(1ヶ月分)は無料+500円分のamazonギフト券プレゼントキャンペーン中です。
がんばる舎は月950(税込)〜で問題数も多いので、メインの教材の副教材として取り入れるのも有り。
▼がんばる舎すてっぷ究極のシンプル通信教材を2歳児とやってみた口コミ
ポピー
幼児ポピーの特徴は「シールがたっぷりで、楽しく机に向かう習慣ができる」教材です。
お遊び的なものと勘違いされる事もありますが、きちんと脳科学の専門家が監修して知育にいい取り組みが出来ると思います。
親が用意するのが面倒な大変な季節の工作や遊びもあって、通信教材の良いところだなと思います。
「机に向かうのが楽しい!」を大事にしたいご家庭には幼児ポピー!
ただ、ちょうどの学年を受講すると月齢によっては内容が易しく感じる場合があるのでその場合は1学年上を取るのもあり。
2学年先をしている方もいらっしゃいました。
途中から変更することもできるので、とりあえず学年相応のお試し教材から始めるのが良いかなと思います。
月会費980円(税込)と、シールもたっぷりなのにコスパが最高です。
個人的には、2歳児に教えるのが難しかった迷路を幼児ポピーのお試し教材て一発理解したのが感動的でした。
言葉で説明するのが難しい概念は、シールなどで楽しく学べるのがいいですね。
▼2歳からOKな幼児ポピーの教材で迷路が出来るようになりました!
モコモコゼミ
モコモコゼミは、こぐま会監修の通信教材で特徴は「小学校受験・中学受験対策になるハイレベル」です。
1ヶ月分お試しした教材の中に、年長向けのサンプル問題が入っていたのですが類を見ない難しさにおののきました…。
しかし、プレコースは量も少ないしスモールステップで応用力をつけていく構成だったので難しい感じはしません。
(親の学習の手引きが良いからなんですけどね)
レベルの合う時期に始めていれば、あのハイレベルな問題も解けるようになるのかな…と期待せずにはいられません。
モコモコゼミは、数量限定で返品不要・返金保証(1ヶ月で退会しても課金されず返品不要で退会出来る)キャンペーン中です。
お受験関係無く、知育好きの方にはおすすめ。学習の手引きが素晴らしい。さすがこぐま会。
ピグマリオン
算数・数学オリンピックで好成績を残している生徒さんが多数在籍している、ピグマリオンの教室という塾が都市圏を中心にあります。
スーパーピグマリオン本科教室といって、算数や数学に強い子が集まる教室です。(通って強くなるのかもですが…)
そんなピグマリオンの教室と同じレベルの学習を、家庭でも出来るのが「ピグマリオン幼児家庭学習」です。
【指先能力】【空間能力】 【図形能力】 【数論理能力】 【思考力】の5つの能力を高めながら学習する講座で、プリント教材の他に指先使った遊びのような教材も多数あります。
3歳(年少)に合う教材は、「2才児のさんすう」か「第1グレード」。
2才児のさんすうは、第1グレードの中の「数論理」の部分だけを学習する教材になります。
我が家は2才児のさんすうは本を購入して、教材は手作りをして取り組みました。
元々知育として取り組んでいた内容とかぶるところもありましたが、2才児のさんすうを読んで始めたのは2歳半頃からになります。
▼2才児のさんすう
2才児のさんすうの中には教材手作り用のコピー原本やポイントなどが書かれているので、手作りでも十分対応出来ると思います。
でも、3歳前後で年少さんになっていたら、第1グレードから始めるのがいいかなと思います。
第1グレードは
- はじめて数を認識されるお子様
- 5までのたし算ひき算がむずかしいお子様
- クレヨンがうまくにぎれるお子様
が対象になります。
第1グレードはまとめて買って10ヶ月かけて家庭で取り組む教材です。
教材は一括購入になるので値は張るのですが、月額にすると7000〜8000円くらいになって公文式1教科と同じくらいかと思うと妥当なところかな?と思います。
保護者が「先生」になってカリキュラムを進める必要がありますが、順番が決まっているし1日にこなすカリキュラム表もあるので管理の部分で迷う事はあまり無いかなと思います。
ただ最初は使いこなせるかな〜と心配しました。
でも、幼児に算数を教えるにはこれだ!と感じたし、子どもも遊ぶように算数を学んでいっているので続けていきたいなと思います。
もっと詳しくピグマリオンについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
七田式プリント
お家で取り組むワークの定番!のイメージ、七田式プリント。
七田式の幼児教室に通っていなくても購入可能です。
七田式プリントは、「ちえ」「もじ」「かず」の3種類のワークがあり、無理なく楽しく続けられるように各ワークから1枚ずつ1日合計3枚のプリントをやる事を推奨しています。
オールカラーで子どもが飽きない工夫がされていて、「ちえ」の問題は特に高評価。
▼七田式プリントA(2歳半〜4歳)
▼七田式プリントB(3歳半〜5歳)
特徴的なのは【400%学習】といって類似問題を4回続けて繰り返し出題する方法をとっている事。本当に似たような問題が繰り返し出てきました。
1回目に上手に回答できなくても大丈夫。
似たような問題を解いて、繰り返すことで自然と理解が進み、着実に学習効果を成果へとつながるそうです。ただ「すでに出来ること分かっていることを繰り返しやらされる事」を嫌がったりうんざりする子どもは割といる(うちもでした)と思うので、最初のページから全てをやりきる必要はないのではと思います。
通信教材選びでよくある悩み
幼児向け教材選びでよくある悩みについてまとめました。
どの教材を選んだらいいか分からない
難しいですよね。
私も気になる教材が多すぎて本当に困りました。
教材の特徴と、保護者の方の育児方針が近いものを選ぶのが1番だと思います。
- ピグマリオン:算数特化、数に強い子を育てる
- 七田式プリント:小学校受験する家は大抵やってる
子どもの反応や食いつきも大事ですが、こればっかりはやってみないと分からないです。
目安としては、椅子に座る経験や鉛筆やクレヨンを持つ経験があまりない場合は、幼児ポピーが良いと思います。
いきなり鉛筆を持って何か書かせるのは勉強嫌いにしてしまうかもしれないので、まずは勉強って楽しい!と思ってもらうのが良いと思うからです。
反対にプリントが好きでどんどんやっちゃうタイプの子は、毎月届く通信教材だけでは物足りなくなってしまうのでまとめ出しが出来るがんばる舎やまとめて購入の七田式プリントなどがペースに合わせられるかなと思います。
教材の難易度が合わない
教材の難易度は簡単に比べられるものではないですが、一番難しいと思うのはモコモコゼミです。
毎月届くタイプの通信教材は8〜9割合うレベルだなと思う教材学年を選ぶと、分かって楽しい(8-9割)・ちょっと難しいけど考えたら分かる(1割)・今後の課題が見つかる(1割弱)、とバランスが取れるなと感じています。
どさっとまとめて届く通信教材はピグマリオン、七田式プリントは子どもの理解度を見ながら家庭で進度を調整できるので、ミスマッチは防げるかなと思います。
ただ、保護者の進捗管理が必要になります。
教材同士の相性が合わない
全ての教材を受講した訳ではないので、教材同士の相性を全て把握している訳ではないのですが「数量感」を大事にしているかははっきりと別れています。
ピグマリオンをはじめとする算数に強い教材は「数量感」をとても大事にします。
数量感は数をかたまりとして捉え、物を数えるときに指をさして「いち、に、さん…」と数えるのではなく、3つのボールを見たらパッと瞬間的に「3個ある」と認識する事です。
同じような数式を繰り返し行って答えを暗記するやり方とは決定的に違うので、市販のドリルを与える時もこの点に注意して選んでいます。
3歳の通信教材どれが合うかは試してみないと分からない
幼児向けの通信教材をどう選ぶかは、家庭の育児や教育の方針に合う事がとても大事なポイントになります。
各教材の特徴はこちらです。
まとめて買う教材
- ピグマリオン:算数特化、数に強い子を育てる
- 七田式プリント:小学校受験する家は大抵やってる
また、子ども自身が好みである事も意欲に大きく関わってくると思うので、お試し教材を取り寄せるのがおすすめ。
上にまとめた毎月届くタイプの通信教材には、無料のお試し教材があるのでぜひ一度試してみてくださいね。