赤ちゃんの夜泣きや寝かしつけの本といったら大人気なのは「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」。
私は、赤ちゃんの睡眠改善に取り組もうと思った時にジーナ式の本と一緒にこの赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドを読み込みました。
赤ちゃんが夜泣きする理由、赤ちゃんが安眠できる環境、赤ちゃんの睡眠の特徴とても分かりやすく初めてネントレに興味を持ったママにおすすめの一冊です。
しかし、私は2冊を読み比べて赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドではなく、ジーナ式で行こうと決めました。
本記事では、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドの特徴、ジーナ式との違い、私がジーナ式を選んだ理由をご紹介します。
ネントレ本選びの参考になればと思います。
日本一読みやすいネントレ本
「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」の特徴はまず読みやすい、という事。
本を最近読んでないなぁというママもスラスラ読めると思います。
更に読みやすくなったのが、漫画版。
「マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング」です。
本当にサクッと読めるのがいいです。
でも、私がおすすめなのは、ムック本。
雑誌のように大きめサイズの書籍で、写真やイラストが多いのが特徴です。
でも、内容は「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」を網羅していて情報が足りないという事はありません。
ただ、雑誌的なところがあり、体験談や海外の夜泣き事情などのコラムも多めです。
私としてはそういう部分が興味深く、自分と同じ人が他にもたくさんいるんだなと思えたのでムック本はおすすめ。
タイプ別で言うと
●今すぐネントレを始めたい人→「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」
●本を読むのが苦手な人→漫画版
●ネントレについて広く情報を集めたい人→ムック本
と言う感じかなと思います。
ジーナ式と安眠ガイドの違い
ジーナ式と赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド、両方読んでわかるのが「どちらも同じような事が書いてある」と言う事。
赤ちゃんのネントレに大切なのは、「適切な睡眠環境を用意する事」「規則正しい生活を送る事」「起きている時はよく活動する事」「朝日を浴びる事」などなど、似通っている事がわかります。
しかし、決定的に違うポイントは3つ。
スケジュール命か否か
決められたスケジュール(7時起床、19就寝など)を守る事が一番大切なジーナ式に対し、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドは「各家庭オリジナルのスケジュールを作っていきましょう」と言うスタイル。
ジーナ式は自分の経験から言っても、夜泣きも寝かしつけも無くなったので効果は絶大です。
しかし、兄弟や就園・仕事復帰などで決められたスケジュールが守れない・スケジュールを守る生活が合わないご家庭も多いと思います。
そんなご家庭をカバーできるのが、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドです。
赤ちゃんのスケジュールは何もないまっさらな状態から作り上げると大変ですが、本の中では月齢別の平均的なスケジュール例と昼寝時間の目安が載っています。
それらを参考にご家庭の状況に合わせて、スケジュールを作り上げるのです。
ジーナ式は月齢に合わせてスケジュールを変化させていくので夜泣きをしませんでしたが、安眠ガイドはオリジナルスケジュールなので夜泣きを経験しているママがちらほらいるなと印象があります。
それも想定内、と言うか受け入れている感じがしますが。
寝る前の習慣が真逆
ジーナ式の寝る前の習慣はシンプルで素っ気ないです。
光は最小限、極力話しかけず、目を合わせず、静かに過ごしベッドに寝かせる。
安眠ガイドはどうかというと、真逆で寝る前は親子のイチャイチャタイムでスキンシップをいっぱい取りましょう!という感じ。
この違いは、目指すものの違いからきていると思います。
ジーナ式は親のトントンや添い寝添い乳が無くても、赤ちゃんがセルフねんねできるのを目指しています。
夜泣きもしないのが目標です。
安眠ガイドは、ママと赤ちゃんが満足できる事。
安眠ガイドの安眠は、セルフねんねしてくれて夜泣きしない事、と言うことではないのです。
ママがつらくなければ寝かしつけを変えなくても、添い寝もOK。
赤ちゃんとママが良ければ、それでいい。
赤ちゃんに静かにスッと1人で寝て欲しければ、そういう練習をしてみましょう。
各家庭の考え方や希望に合わせればいいんですよ、と言う感じです。
その、2つの目指す形の違いが寝る前の習慣に違いが出ているのです。
つまり、赤ちゃんに一人で寝付いてほしい場合(ジーナ式)は言葉かけは最小限でじっと目を合わせたりはしません。
寝かしつけの極意
「目を合わせない」
視線は強烈な刺激です。
寝落ちる瞬間可愛いし、確認したいですよね…
でも、どんな人でも人と目を合わせた状態で寝落ちる…なんて普通じゃありません。
大体、焦点の合わない感じでぼーっとして寝ますよね。
その「ぼーっ」の時間邪魔しないでくださいね。— 子どもの睡眠相談室クークールナ☆夜泣き寝かしつけ相談 (@coucou_luna) June 27, 2019
▲注意!こちらの子どもの睡眠専門家の方はジーナ式の専門家ではありません。
親子のコミュニケーションやスキンシップは、日中にやればよし!と言うスタイルです。
でも、寝る前の薄暗い部屋でのまったりとした時間に赤ちゃんとおしゃべりしたいよ〜それが幸せなんだよ〜と思うママはそのようにすればよし。
親子の幸福感を大切にするのが、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドなのです。
こういうところの違いが、ジーナ式は厳格で冷たいイメージ 安眠ガイドは優しくてママの味方、みたいなイメージに繋がりそうな気がします。
表紙もジーナ式は赤ちゃんが一人で寝ている様子で、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドは赤ちゃんをママが包み込むように添い寝している様子。
「2つは目指している形が違う」それに尽きると思うのですが。
パパや家族との付き合い方
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドの特徴、かつ、いいところは日本人著者なので読みやすく日本の文化や習慣が分かっている事。
そのため、赤ちゃんが夜何度も起きてるのに隣でパパは寝ていて無性に腹がたつ…!
なんで私ばっかり!
けど、仕事中に眠くなったら大変だし私が対応するけどさ!悶々!
のような産後のママは誰しも経験したであろうことに対して、どうしてそのような事が起きるのかと解説し、パパと育児を協力していく具体的なやり方を教えてくれます。
そして、「パパにしかできない夜泣き対策」と言うコラムもパパに読んでもらえたらすごく助かると感じます。
押し付けがましく無くて、自然で、とてもいいと思いました。
対して、ジーナ式の家族との関わり方については「22時の授乳はパパ(他の家族)に任せて、あなたは一刻も早く寝てください」だけ。
私が安眠ガイドでなくジーナ式を選んだ理由
私が安眠ガイドではなく、ジーナ式でネントレをしようと思った理由はズバリ!
「絶対に夜泣きして欲しくない、寝かしけるのは無理、セルフねんねしてほしい」から。
私がネントレに出会う前は、1〜2時間ごとの細切れ睡眠で体力的にも精神的にも限界に来ていました。
家の中はギスギスしていたし、いつも刺々しい言葉を家族に放っていました。
自分には子育ては無理かもしれない、と本気で思っていました。
我が家が穏やかに過ごすためには、赤ちゃんのためにも赤ちゃんにはセルフねんねをできるようになってもらわなくてはならないと感じたのです。
それを確実に叶えてくれそうなのが、ジーナ式だったのです。
ジーナ式を選んだ私の安眠ガイドの使い方
ジーナ式を選んだ私ですが、赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドは何度も読み返し手に取るよう機会は多かったです。
その理由は2つ。
ジーナ式が間違っていないかのチェック
ジーナ式をやると決めはしたけれど、うまくいくか不安。
世界中のママ達から絶大な人気を誇るジーナ式ですが、ナニー(乳母)の経験則による育児書です。
始めその点でネントレに対して夫が懐疑的だったため、ジーナ式の書いてある事って間違ってないよね?と確認のために照らし合わせるように読んでいました。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドには、月齢別の参考スケジュールもあるのでジーナ式とどこが違う?と見比べる事もよくしていました。
また、著者である清水悦子さんのブログも、赤ちゃんの睡眠についての有益な知識ばかりでおすすめです。
(旧ブログ)赤ちゃんの夜泣き対策の王道、ここにあり! | https://ameblo.jp/yonaki-byby/ |
(新ブログ)夜泣きから子育て社会を変える | http://www.e-shimizu.jp |
2018年5月にブログを移転されたようですが、旧ブログの赤ちゃんの睡眠コラムはとても参考になる記事ばかり!
ネントレに興味を持ったママ友への貸し出し
ベッドに置いたら一人で寝てくれて日中はほとんどぐずらずご機嫌、夜泣きもしない。
そんな話をすると、ママ友は必ず驚きます。
私が「ネントレしてるから〜…」と打ち明けると、中には興味を持ってくれるママ友いました。
私が一番参考にしていた本を読みたい!と言ってくれたのでジーナ式の本と一応読みやすかった赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドをセットで貸し出した事があります。
結果…
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドを読んでネントレを成功、3日で結果を出したのでした。
ジーナ式の方を読まれなかったのは寂しかったですが、ママ友の明るい顔や綺麗になる肌をを見ていたら赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドを貸してよかったなと思いました。
安眠ガイドはこんな人におすすめ
いいところもあれば、私には合わないところもある赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド。
この本がおすすめな人は
- 厳格なネントレじゃなくゆるくネントレしたい
- スケジュールを守る生活はしたくない
- 添い寝や寝かしつけはあってもいい
と言う方々。
ジーナ式は無理だけど、赤ちゃんの睡眠改善には取り組みたいなと言う方にもおすすめです。
反対に、「夜泣きなし、セルフねんね希望」な方はジーナ式がおすすめです。