夜泣きや寝かしつけが無くなる「ジーナ式のネントレ」
我が家は、生後2ヶ月の頃から取り組み始めました。
しかし、最初はギャン泣きの連続でジーナ式のスケジュールに乗せるなんて無理でした。
きっとネントレを始めてすぐの頃って赤ちゃんは、大抵みんなギャン泣きするはずです。
それはなぜか…?
黄昏泣きはお腹の張りが原因?寝付く時の悪いクセがついたから?
私の経験も踏まえて、ジーナ式生後2ヶ月の様子をご紹介します。
▼ジーナ式のネントレであると便利なグッズを紹介しています
生後2ヶ月からジーナ式を始める場合の注意点
生後2ヶ月の頃からジーナ式のネントレを始める時は、なるべく全ての月齢のスケジュールに目を通すようにしましょう。
ざっくりでもいいです。
ジーナ式の生後2ヶ月以降のスケジュールを見ておくことで、スケジュールの今後の変化や自分なりにどこを緩めていいのかが分かってきます。
生後2ヶ月のジーナ式スケジュール
ジーナ式の生後2ヶ月のスケジュールは生後8~12週目に当たります。
7:00 起床・授乳①
9:00〜9:45 朝寝
10:45 授乳②
12:00〜14:15 昼寝
14:30 授乳③
16:45〜17:00 夕寝
17:45 お風呂
18:15 授乳④
19:00 就寝
22:30 授乳⑤
(5:00〜6:00 授乳⑥)
お昼寝の上限時間は3時間半
搾乳の予定 9:45
ジーナ式生後2ヶ月のポイント
ジーナ式生後2ヶ月の頃のポイントは2点です。
朝寝・昼寝・夕寝のリズムをつける
ジーナ式のスケジュールでは昼寝は時間別に「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3つに分かれています。
9時からが朝寝、12時からが昼寝、16時45分からが夕寝です。
ジーナ式の中では、昼寝>朝寝>夕寝の順番で重要とされています。
つまり、日中は昼寝をしっかりさせる事が一番大事という事。
昼夜の区別がつき夜まとめて寝てくれるようになったら、この昼寝>朝寝>夕寝の順になるようリズムを付けていけると良いですね。
スケジュール通りにいかない時も、3回の昼寝の時間量を意識しておくと後々スケジュールに乗せるのがとても楽でした。
半くるみに慣れてもらう
ジーナ式ではいずれスリーパーで眠るようにするので、徐々におくるみの巻き方を脇下を通す半くるみにしていく時期です。
でも、個人差があるのでまだ準備だけでもいいと思います。
モロー反射で目が覚めてしまう赤ちゃんもまだいる時期なので、様子をみながらで大丈夫です。
スリーパーとは?おくるみからスリーパーへの移行方法についてはこちらをお読みください。
ジーナ式生後2ヶ月によくあるトラブル
ジーナ式の生後2ヶ月にありがちなトラブルについてまとめました。
コリック、便秘
毎日7~10回の便が出ていたのに、生後2ヶ月頃から便秘になったりお腹がポーンと張ってしまう事があります。
ただ、この時期の便秘は医学的に問題になる事はなく小児科でも「便を自力で出す力が未熟なだけだから綿棒浣腸をして、ウンチを出すお手伝いしてあげてね」とアドバイスされます。
便を出す力が未熟と言うのは、腸蠕動や腹圧をかけるのが未熟で便やガスがたまりお腹が張ると言うこと。
あまり知られていないのですがお腹の張りを放置しておくと、夕方に何をしても泣き止まない激しいギャン泣き(黄昏泣き)に繋がる場合があります。
赤ちゃんはお腹が張ると疝痛(せんつう)といって、痛みを感じるようなのです。
それが何をしても泣き止まない黄昏泣きに。
ジーナ式で言うと夕寝〜夜の就寝にかけての時間帯です。
一般的にネントレは夜の睡眠から改善していく事が多いのですが、黄昏泣きがあるとネントレ効果ない!となってしまい残念な事です。
便秘の赤ちゃんも便秘じゃ無い赤ちゃんも、お腹の張りには気にかけておいて欲しいなと思います。
赤ちゃんの足が柵に引っかかる
手足をバタバタを動かせるようになり、赤ちゃんの足がベビーベッドの柵に挟まってしまう事も出てきます。
もしスリーパーをまだ用意していなければ、スリーパーで足を守るのがおすすめです。
手足が出てるタイプでは無く、足の部分が袋状になっているスリーパーが適しています。
足をすっぽり包んでくれるので柵に足がはさまりません。
▼ジーナ式のおくるみからスリーパーへの移行方法とおすすめスリーパー
ベッドバンパー(ベビーベッドガード)を使うという方法もありますが、子どもが隙間に挟まり、ベッドガードの素材が赤ちゃんの鼻口を塞ぎ窒息の危険があるのでおすすめできません。
▼ベビーベッド用ベッドガード
▼クッションもおすすめできません
アメリカでは窒息事故や死亡例があり、アメリカ消費者連合(CFA)や米国小児科学会などからベビーベッド用バンパーパッドの製造・販売・輸入禁止を求める動きが広がっています。
参考▶︎日本小児科学会 ベッドガードとベッドのすき間で発生した窒息した事例
参考▶︎ニッポン消費者新聞 【米国】ベビーベッド用バンパーパッド禁止を 窒息の危険性
赤ちゃんを起こしておけない
赤ちゃんが低月齢なうちは赤ちゃんを起こしておけないということが多いです。
あるあるです。
次に、生後2ヶ月の赤ちゃんが日中起きている時の遊びについてご紹介します。
生後2ヶ月の赤ちゃんが起きている時のおすすめ遊び
生後2ヶ月の赤ちゃんが起きている時におすすめの遊びをご紹介します。
うつ伏せ遊び
赤ちゃんが起きていて機嫌がいいタイミングで、うつ伏せ遊びをしてみましょう。
最初はほんの短い時間しかできないと思います。
しかし徐々に時間を伸ばしていくと、背筋や肩や首の周囲の筋力を鍛えられ、自然と運動面での発達が促されます。
ぜひ、赤ちゃんと向かい合わせに寝転んで頭を挙げようとする赤ちゃんを笑顔で応援しましょう。
後に読んだ幼児教育界で有名なドーマン博士の「赤ちゃんの運動能力をどう優秀にするか」でも、うつ伏せ遊びを大切にしていて大事なことだったんだなと実感しています。
プレイジム
手足もよく動くようになるので、プレイジムもおすすめです。
我が家は、足の方に鍵盤がついているタイプのプレイジムを使っていました。
キックして鍵盤に足が当たるとメロディが鳴るので、フンフン!と頑張って動いていてねんねの赤ちゃんなのにすごい運動量になっていました。
ぶら下がっているおもちゃは取り外して、お気に入りをベビーカーに付けたり持ち運べますし、成長と共に鍵盤を外して遊ぶことも出来るので、鍵盤の無い形のベビージムよりも長く遊べます。
我が家は買うか悩みましたが、低月齢時に買ってよかったおもちゃNo.1です!
選ぶ際は、視覚がまだ発達途中の生後2ヶ月なので、色を捉えやすい赤・青・黄など原色のようにはっきりとした色味の物を選ばれると良いと思います。
うつ伏せ遊びも体力を使いますが視覚をよく刺激するプレイジムも体力を使うようで、日中に取り入れると赤ちゃんぐっすり眠ってくれました。
絵本の読み聞かせ
我が家は生後2ヶ月頃から絵本の読み聞かせを始めました。
生後2ヶ月の頃は、赤・黒・白が使われた色がはっきりとしている絵本が目線が動いているなと分かったので色味に注意するといいと思います。
あとは、「ジャージャー」とか「ブイーン」とか効果音のようなオノマトペのある絵本も良いと思います。
分厚いカードのような紙を使ったボードブックだと、絵本を口に入れる時期や、びりびり破りたい時期も赤ちゃんに遊ばせてあげられます。
「うた200、読み聞かせ1万、賢い子」と言うスローガンを掲げて、知育を頑張るママもいるので、絵本の読み聞かせのスタートおすすめです。
\おすすめ絵本は、楽天ルームでも紹介中/
生後2ヶ月からの我が家のジーナ式、ぶっちゃけ感想
我が家はジーナ式のネントレを生後2ヶ月から取り組み始めました。
しかし、始めは何をしても上手くいきません。
正直な感想をご紹介します。
スケジュールに乗らない
生後2ヶ月からジーナ式を始めたので、ひとり寝の練習よりもまずは生活スケジュールを整えようと思いました。
泣いたら授乳、をしていてスケジュールなんて何も無い生活をしていたので…。
しかし、眠そうなのに眠れない、起きてほしいのに起きてくれない、起きていてほしいのに寝てしまう…。
ジーナ式のスケジュールに寄せたいのに、毎日違うスケジュールになってしまいました。
ある日は5時から起きたので8時半には朝寝、ある日は寝付くのに1時間近くかかったり。
規則性もありません。
夜はというと22時半以降、毎晩2回は起きていていました。
軌道に乗る気配が一切しない1ヶ月目でした。
これまで、赤ちゃんの睡眠の特徴を知らず間違った「ねんねのサイン」を教えていたので苦労したのだと思います。
ギャン泣きする
これまで、抱っこや授乳で寝かしつけをしていたので、ベッドに置かれた瞬間にギャン泣きばかりしていました。
そりゃそうですよね〜…。
今まで抱っこでゆらゆらで寝ていて、「ねんね=抱っこでゆらゆら」って覚えていたのだから。
スケジュールも全く整っていなかったので、親はひたすら抱っこやトントンしてあやすのみ。
赤ちゃんのギャン泣きの声を聞くのはつらかったです。
ジーナ式生後1ヶ月の記事でも少し触れましたが、「寝かしつけの時の親の介入度を少しずつ軽くしていく」と言う事を意識しておけばよかったなと思います。
母乳が足りない
私は完全母乳を希望していたのですが、寝不足や授乳の技術不足から母乳の出がよくありませんでした。
そのため、1日に200~300mlほどのミルクを4~5回に分けて足していました。
完全母乳にしたいのに、ミルクの量がどんどん増えていく。
これ、結構つらいです。
寝不足も、ネントレがうまく行かないのも、母乳が出ないのもつらかったです。
私の場合は、電動搾乳機を使うようになって、だいぶ改善されました。
搾乳している人にはすごくおすすめです。
産後の腰痛がつらすぎる
産後は、ダイエットに励むつもりでいましたが全く体重が戻りませんでした。
妊娠前+3kgから数値はピクリとも動かない上に、子どもを抱っこして寝かしつけていると腰が痛くなってきてしまい骨盤矯正に通うことを決意。
ジーナ式あるあるだと思いますが、最初はお出かけが非常に億劫になります。
慣れてくると調整の仕方もわかるのですが、初めは分からない。
でも、行かないと腰が壊れる…。
産後ってツラい事多すぎませんか…。
ジーナ式ネントレ【生後2ヶ月】まとめ
我が家がジーナ式のネントレを始めた生後2ヶ月。
正直、何も改善されていなくて当時はこれでいいのかなと毎日不安でいっぱいでした。
しかし、ジーナ式のネントレを意識して積み重ねていった生後2ヶ月は今から思えば糧になったのだなと思います。
生後3ヶ月、4ヶ月で大幅改善されていくので続きもぜひお読みください!
▼次の 生後3ヶ月のジーナ式ネントレについてはこちら
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ネントレは赤ちゃんとママが笑顔で過ごせるようになるためのもの。
気負わず、赤ちゃんの育児を楽しみましょう。