不意に起こされる赤ちゃんの夜泣きって本当につらいですよね。
突然始まる赤ちゃんの泣き声、何をしても寝てくれず真夜中に2~3時間起きていることもあり多くのママパパを疲れさせています。
そんな夜泣きにしてはいけない対策があった事をご存知でしょうか。
夜中に起きた赤ちゃんへの対策や対応でよくあるのが
抱っこしてよしよしと慰める、車やベビーカーに乗せて深夜のドライブに行く、寝るまでバランスボールに乗ったりスクワットをするといった事。
私も、赤ちゃんが夜に起きたら抱っこをして歩き回ったりスクワットをしていました。
しかしこれらはすべて、ネントレをして分かったのですが赤ちゃんが夜泣きせず夜通し寝るのを邪魔していた可能性が高いのです。
ジーナ式のネントレで子どもが生後4ヶ月から夜通し寝とセルフねんねができるようになり、様々なネントレ本を読んで勉強した私が「絶対にやってはいけない夜泣き対策」についてご説明します。
赤ちゃんが夜泣きをする理由
赤ちゃんが夜泣きをする理由には諸説あります。
まず一番に「生活リズムが整っていない」という事です。
朝になったら起きる・夜になったら眠るという基本的な生活リズムが整っていなければ、夜起きてしまうのは自然な事です。
低月齢の赤ちゃんの場合栄養面からも夜中起きてしまうのは当然で、厚生労働省の「未就学児の睡眠指針」によると図のように生後3ヶ月から昼夜の区別が出現し生後6ヶ月頃から昼夜の区別がはっきりするとされています。
出典:厚生労働省 未就学児の睡眠指針 図「年齢毎の睡眠の特徴」より
それでも生後6ヶ月以降夜に赤ちゃんが起きてしまうのは、日中の活動時間とお昼寝の時間の長さのバランスがとれていない可能性があります。
科学的なねんねトレーニング本の執筆者である乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんも、赤ちゃんには月齢ごとに活動限界時間とベストな睡眠時間というものを挙げています。
赤ちゃんはどれくらい起きていられる?月齢別の活動時間の目安&ベストな睡眠時間です!
詳細: https://t.co/xVb8cjmonN#夜泣き #寝かしつけ #ママと赤ちゃんのぐっすり本 #ねんねトレーニング pic.twitter.com/UG46zcb96L
— 愛波あや| 赤ちゃんの睡眠コンサルタント (@aya__aiba) June 7, 2019
日中の活動と睡眠のバランスが取れていないと、疲れすぎたり日中に眠りすぎていて夜の睡眠に影響が出るのです。
日中そんなに昼寝をさせ過ぎてないのになぁ…とか、起こし過ぎてもないのに…という場合もありますよね。
でも、夜泣きしてしまう。
考えられる原因はたくさんありますが、多くのママが知らずに間違った対応・対策をしているのが「寝言を言っている(寝言で泣いている)赤ちゃんを起こしてしまっている」という事です。
その「泣き」本当に夜泣き?
こちらの記事でも触れていますが、夜起きた時まだお腹が空いていなければ、ほとんどの赤ちゃんはそっとしておけば自分で再び眠りに戻るはずです。
しかし、そのまま起きて泣いて夜泣きになってしまう。
それはなぜなのか?
起きたときにふにゃふにゃと言った(赤ちゃんは「泣く」寝言になっている)だけなのに、抱き上げたりオムツを変えたりして刺激を与えられ起こされてしまったからなのです。
例えば、我が家の例でいうと
便が出て変えてほしい時は「うぉーーん、おーん」と訴えるような泣き方、空腹で泣いた時は「ギャーーーー!」と泣いていました。
これは完全に起きていて呼ぶために泣いていたので、すぐに対応しました。
しかし、他に違う泣き方があったのです。
それが「寝言泣き」です。例えば、
暑くて寝苦しい→「うぅん…あぁうーん」(唸るような感じ)
寝ぼけている→「あーん、えぅーん」(甘えた感じ)
原因不明(寝ぼけ?)→「ギャー、ギャー………。」(最初激しいがピタッと止む)
なんとなくですが、激しくないふにゃ~っと泣いているイメージの泣き方です。
この寝言泣きをしている時は、別の対応をしました。
赤ちゃんの泣き方の区別に関しては、私の育児の経験によるものなのでどんな赤ちゃんにでも当てはまる事ではなくそれぞれの家庭で様子をみてみてください。
しかし、初めての育児で見分けるのは難しいと思います。
そんな時はトレイシーホッグ氏の「赤ちゃん語がわかる魔法の育児書」で紹介されている【赤ちゃんの原因別泣き方の見分け方】が詳しくて確かにそうだった!と感じる事が多かったのでおすすめです。
絶対にやってはいけない赤ちゃんの夜泣き対策はこれ!
赤ちゃんの泣きには「寝言泣き」というものがあることが分かりました。
次に、赤ちゃんを寝かしつけた後に泣き声が聞こえたらどのように対応しますか?
- すぐに駆けつけて抱っこする
- オムツを変える
- 電気を点けて笑顔で話しかけ安心させる
それでも泣き止まなかったら、冒頭に書いたように車やベビーカーに乗せて深夜のドライブに行く、寝るまでバランスボールに乗ったりスクワットをする…でしょうか。
これらまるっと、ジーナ式をはじめとするネントレ界隈の夜泣き対策ではやってはいけない事とされています。
泣き声が聞こえたらすぐにかけつける、これをするとふと赤ちゃんが目を覚ました時に泣けば誰かが来てくれると学習し眠りが浅くなったら泣くという夜泣き習慣を作ってしまうからです。
夜泣きかな?と思ったらまずする事
では、寝かしつけた後に赤ちゃんの泣き声が聞こえた場合。
夜泣きかな?と思ったらまずする事、それは「様子をみる」という事です。
赤ちゃんは夜目が覚めてしまうのは自然な事で、自分でまた眠りの世界に戻れるように「様子をみる」「見守ってあげる」ようにしてみてください。
すると、徐々に声のボリュームが下がって静かになり、またむにゃむにゃと1人で眠っていきます。
ジーナ式ではもっと長い時間様子をみるようにと本に書いてありましたが、我が家は「様子を見るのは3分間」と決めていました。
とでも言っているような感じで、3分あればそのまま寝るか何か理由があるかが分かりました。
ベビーモニターで様子を見て、それからエアコンの設定温度を変えてみたりうつ伏せ寝を直したり対応しました。
絶対にやってはいけない夜泣き対策のまとめ
絶対にやってはいけない夜泣き対策のまとめはこちらです。
- 日中の睡眠と活動は夜の睡眠に影響する
- 昼夜の区別がついているのに夜泣きする場合は「寝言泣き」にいちいち反応している可能性がある
- 「寝言泣き」には一旦様子を見るという対策で夜泣きへすすむのを防ぐ
ついつい赤ちゃんの泣き声にはすぐに反応してしまいたくなりますが、一呼吸おくようにしてみるとよいでしょう。
私が実践したジーナ式ネントレについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
ジーナ式ネントレには、デメリットもありますがメリットもたくさんあります。
私の場合はジーナ式ネントレで夜泣きや寝かしつけがなくなった事で育児がとても楽に、そして楽しくなりました!