モンテッソーリの教材で、手作り出来るものは何がある?
本記事では、我が家の手作り教材によるおうちモンテッソーリをご紹介します。
家にあるもの、捨てるはずだったもの、100均商品で十分子どもが夢中になるモンテッソーリの教材は作れます。
本当に簡単なものばかりですが、子どもの食いつきや集中力は抜群なのでぜひおうちモンテッソーリの参考にお読みください。
モンテッソーリの教材は手作り出来る
モンテッソーリの教具って高額ですよね…。
どれも数万したりして、びっくりしちゃいます。
でも、モンテッソーリのおもちゃは手作り可能!
手作りのモンテッソーリの教材は、モンテッソーリの教室や保育園でも使われています。
教具じゃなくても、手作りのおもちゃでおうちモンテッソーリは出来ます!
【0歳】の手作りモンテッソーリおもちゃ
モンテッソーリのおもちゃというと、2・3歳頃からのイメージがありましたが0歳からもあります!
チェーン引っ張り
ティッシュをひっぱるのが大好きな赤ちゃんにおすすめな、チェーンをひっぱるおもちゃです。
チェーンは100均のもので、容器はミルク缶を使いましたがタッパーなどでもOKです。
何度も何度もひっぱってOK!
薄いハンカチを使うと、無限ハンカチにもなります。
ポットン落とし
物を穴に落とすのが好きな時におすすめなのが、ポットン落とし。
散歩中に排水溝に小石を落としたがって困る〜!という時期ににおすすめ。
お家でたっぷりポットン落として遊びましょう。
我が家がポットン落としに使っているのは「プラステン」という知育玩具です。
色んな遊び方が出来る木のおもちゃの王様と呼ばれる名品で、我が家の知育を支えています。
▼知育玩具「プラステン」指先が器用になる0歳1歳2歳おすすめの遊び方
ビーズつまみ
床に落ちているゴミや髪の毛を拾ったりつまむのが好きな時期におすすめなのが、ビーズいじりが出来るおもちゃ。
「つまむ」をたくさん出来るモンテッソーリのおもちゃです。
0歳代は何でも物を口に入れたがる時期ですが、指先でつまむおもちゃとして事故のないように見守りながら使っていました。
ここまで3点は全てミルク缶リメイクのおもちゃで、詳しい作り方はこちらをご覧ください。
蓋の開閉
一般的に1歳以降のおもちゃに割り振られることの多い、色んな種類の蓋開け。
うちの子はペットボトルの蓋を0歳の頃に偶然開けられるようになった事もあり、0歳のうちから手の届くところに置いてチャレンジできる環境にしておくのもいいんじゃないかなと思います。
【1歳】の手作りモンテッソーリおもちゃ
1歳代は指先を使うおもちゃや色遊びが増えます。
ストロー落とし(楊枝落とし)
100均のストローボトルとストローで作ったストロー落とし。
ポットン落としの進化系です。
うちに遊びに来たママ友の子みんなハマって、同じように作ってくれ近所で大ブームになった手作りおもちゃです。
更に進化系が楊枝落としです。
ストローは指の腹でつまむ方法で、楊枝は指の先でつまむので難易度が高めです。
100均の楊枝入れと楊枝で作ってみましょう。
紐通し
視覚と指先の協応運動の訓練になる紐通し。
幼児教室には0歳から出来る子もいたので、興味を持つようなら0歳からでもいいかもしれません。
月齢が大きくなっていったら、小さくしたり紐を変えたりして難易度を上げていきましょう。
ボタンかけおもちゃ
ハンドメイド製品の販売サイトで購入したボタンのおもちゃ。
モンテッソーリの教材としては「着衣枠」というものがあるようですが、作るのが難しそうでボタンつなぎのおもちゃを購入しました。
ボタンが出来るようになると、服も自分で着られるようになるし日常生活の自立に繋がります。
写真のものは、色・数字にも触れられて知育遊びがたくさん出来て、良かったです!
また、ボタンかけはボタンのパジャマを用意するといつの間にか出来るようになっていた!という子も多いのでパジャマをボタンのものにするのもおすすめです。
▼ボタンかけ練習は何歳から?パジャマを変えるといつの間にか出来るように
丸シールの色分け
100均の丸シールを色分けして貼るお仕事です。
色ごとにグループ分けをするのが好きな時期、一所懸命に仕分けて貼り続けてくれました。
最初は、赤・黄・青の三原色が区別しやすいので3色から始めるのが良いと思います。
水のあけうつし
食事中お茶をジャーとこぼして遊ぶようになったら、我が家はお風呂場に計量カップとコップをモンテッソーリのおもちゃとして持っていきました。
お風呂の中で存分に水のあけうつしが出来るので、食事中は「お風呂でジャージャーして遊ぼうね」と言ってやめてもらえるようになりました。
とにかく最初は水をあけうつすのが楽しいと思うのですが、
- この線まで入れてね
- 「ストップ」と言ったら止めてね
など、水を入れる力加減を調整する遊びを取り入れるとお茶の継ぎ足しが上手に出来るようになります。
スプーンのあけうつし
おはじきや100均のフェルトボールをスプーンで混ぜるのが好きだった頃のモンテッソーリのおもちゃが、スプーンのあけうつしです。
おままごと道具にもしていたスプーンで、あけうつしてもらいました。
トングのあけうつし
スプーンのあけうつしの進化系がトングのあけうつしです。
トングは100均のもので十分!
トングの動きは後々箸の練習になるので、たくさん出来るといいなと思います。
【2歳】【3歳】の手作りモンテッソーリおもちゃ
2歳になるとモンテッソーリらしいおもちゃがたくさんあります!
洗濯バサミ
洗濯バサミで挟むのも、指先をよく使うモンテッソーリのおもちゃになります。
動物の足や耳になるような台紙を用意すると、黙々と取り組んでくれました。
うさぎの耳の数や、タコの足の数など、一般常識も自然と学べます。
我が家は、たまたまZ会の通信教育<幼児向け>の無料資料請求をしたら、教材として洗濯バサミ遊びの台紙が入っていたので愛用しています。
▼Z会の幼児向けコース(年少)の口コミ!考える力を伸ばす通信教材
はさみの練習
子どもがはさみに興味津々!というタイミングで、サッと始められるとスムーズなはさみの練習。
1歳代・2歳代からのはさみの練習を始めるには、コツや教え方にポイントがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
▼【はさみの練習】1歳2歳の子どもへの教え方とレベルアップ方法
ねじ回し
ねじ回しや組み立て家具のねじに興味を持ったら、ねじ回しの教材もあります。
2歳でもこんなに集中するんだ…!と驚くほどの集中力でした。
色水作り
色に興味津々な時におすすめなのが、色水作り。
- 赤と青を混ぜると何色が出来る?
- 橙色は何色と何色で出来るのかな?
自分で色々と試せるのが楽しいようで、数時間夢中になります。
我が家はお風呂場で遊んだので、濃淡も同時に学べてよかったです。
使っていた色素は、こちらの液体タイプのフードカラーで食品添加物。
一滴でしっかり色が付くので、一箱買えば一生分あるかもしれません。
ピンセットのあけうつし
あけうつしのピンセットバージョンです。
小さいフェルトボールや、大豆などの豆類をつまんであけうつします。
写真のように製氷皿にひとつひとつ入れたり、色ごとに仕分けたりも集中するお仕事です。
箸のあけうつし
モンテッソーリ教育的に、箸の練習は補助リングのついた箸は使わずたっぷりとトングやピンセットを使ったあけうつしをしてから箸にチャレンジします。
箸は六角知能箸が、子どもにあったサイズで握りやすいようでお箸持ちが上達したのでおすすめ。
手作りが難しいモンテッソーリ教材
手作りでかなりの数のモンテッソーリの教材が作れると思うのですが、中には難しいものもあります。
例えば、円柱さしや鍵など。
高いですよね…!
本来モンテッソーリ教具は、精密で美しいものなので一般人の手作りには限界があります。
そんな時は、モンテッソーリ教具に似たおもちゃを取り入れるのもありかなと思います。
鍵のおもちゃは色々あります。
もちろんモンテッソーリ教具ではないので、出来る事は多少減りますが本質的な遊びは出来ます。
あと、我が家は知育玩具のレンタルサービス(サブスク)を使っているのでそこでモンテッソーリのおもちゃをリクエストして借りる事もあります。
日本未発売の知育玩具や高級知育玩具などの取り扱いがあるので、モンテッソーリを取り入れられているご家庭もきっと満足出来ると思います。
▼モンテッソーリ教具をレンタルしたいママにおすすめのサービス
知育玩具レンタルサービスの中でも、TOYBOXは「考えるおもちゃ」「指先を使うおもちゃ」が得意なのでモンテッソーリをされている方にはTOYBOXの方がおすすめです。
▼TOYBOXでリクエストしてモンテッソーリのおもちゃをレンタルした!
手作りモンテッソーリおもちゃの注意点
手作りモンテッソーリ教材で注意しなければならないのが、「誤飲」と「窒息」です。
ウッドビーズなどは紐を通して飲み込まないように工夫はしていますが、紐が絶対に切れないとは言い切れません。
なんでも口にものを入れる時期でも、本人の興味に合わせて口に入る小さなものを与える場合は特に注意が必要です。
手作りモンテッソーリおもちゃは、「子どもが1人で遊ぶおもちゃ」では無く、「子どものための教材」として考えましょう。
手作りモンテッソーリ教材でおうちモンテを楽しもう
家にあるものや100均の商品で、子どもが夢中になって取り組むモンテッソーリ教材は作れます。
コストはかけなくても大丈夫!
むしろ手作りは、子どもの興味に合わせてすぐに作れて作りかえや難易度の調整が出来るという大きなメリットがあります。
手作りモンテッソーリ教材で、おうちでモンテッソーリを楽しみましょう!
台所育児も、様々な実物に触れられていろんな実体験を積める育児法。
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